第20回:意外な「来」のキモチ
最近蘭州らーめんの葱油伴面にはまってます。まだ入梅前だというのに真夏
のような上海だから、あまり食欲も沸きませんが、蘭州らーめんの葱油伴面
を想像すると、少し「胃口wei4kou3」=食欲、が戻ってきます^^
と、いうわけで第20回目のワンポイントレッスンのねたを考えながら葱油伴
面を待っていると、新しくお店に入ってきたお客さんが、「我来個牛肉らー
みぃぇん!」て。「ボク、牛肉らーみぃぇんひとつ!」くらいな意味ですが、
この「来」、なかなか納得できない「来」ではないですか?^^
レストラン、というか庶民的な食堂で…
「我来個○○!」:○○ひとつ!
草野球の練習で…
「再来一個!」:もういっちょー!
重い荷物を見つめるおばあちゃんに…
「我来ば!」:わたし手伝いましょうか?
などなど…
もともとは「来る」という意味の「来lai2」、いろいろな場面でいろいろな
意味に大変身ですね。特に「我来ば!」なんて「我来我来」=「わたしやる
から!」「ほらほら私にかわって!」「いいからいいから」など、誰かに代
わって何かしてあげたいとき、とっても使いやすい言葉です。
重い水のタンクを給水器にセットするのになんかは、軽めに「我来我来!」
重大な問題に「ボクが何とかするよ!」と心強さをアピールするには、
「我来ばんにぃ解決ば。」など。
軽めにも重めにも使えます。
意外な「来」のキモチ、コツを掴んで使いこなすと、中国語の中国人チック
度がグーンとアップ!ぜひぜひ使ってみてください。