季節について (生活についての予備知識)
上海の季節は、大雑把に言えば日本と同じようなものです。
もちろん、日本は縦に長い国なので、沖縄から北海道まで気候はさまざまですがきっと東京とか大阪とか名古屋とか、本州の太平洋側と同じような感じです。
春夏秋冬や梅雨なんかが、ちゃんとあります。
冬はとても寒いです。底冷えがします。日本にいた時は穿いていなかったパッチ(モモヒキ)が、こちらではかかせません。
大陸性の寒さといえばいいのでしょうか。底冷えという言い方がピッタリです。
上海の人はよく、「骨の中に染み込んでくる寒さ」なんて形容しますが、湿った寒さです。
日本でスキーなんか行くと、気温は0度ぐらいなのに、空気がカチーンと乾燥していて、それほど寒さを感じないときがありますが、上海の冬はその反対で、0度にはなかなかならないけれど、体感温度はずいぶんと寒いです。
それに、部屋の中がまた寒い。これは寮の部屋でも、マンションでも一緒です。
木造ではなく、レンガ&コンクリートという建物の構造も関係しているでしょうし、建物の造りが雑なので隙間風がビュービュー、ということも関係あります。
だから、ヒーターをガンガンにつけても、なかなか部屋が温もりません。
これから上海に留学しようと思っている方で、冷え性の方は注意!です。
上海の冬は侮れません。
だったら、夏は涼しいの?なんて世の中甘くはありません。上海の夏はモーレツ!
(モーレツ!なんて最近の人は言わない?)です。
もともと上海は長江の河口に出来た砂州地帯ですから、とにかく湿気が多い。
湿度90%!8月なんかは、ほとんどサウナ状態です。一昨年でしたか、30度以上の日が連続60日以上でした。夜もクーラー無しでは寝ることはもとよりマバタキさえも、億劫になるほどの気温です。
これから上海に留学しようと思っている方で、汗っかきの人は注意!です。
上海の夏も侮れません。
こんなことを言うと、「じゃあ、上海留学やーめた!」なんて人が続出すると困るので、春秋のことを話しましょう。
この原稿を書いているのが、ちょうど春。春はいいです。過ごしやすい!
上海は、山や自然が日本に比べて少ないので、とくに花粉症の人におすすめです。
ワタシも日本にいたときは、毎年花粉症に悩まされていましたが、上海に来てからピタリと症状が消えました。
しかし、環境対策で、上海市が莫大な予算を投じて、せっせと木々を植えた公園を作って緑化をすすめていますので、そのうち花粉症もやってくるかもしれません。
結論:花粉症の方、上海留学するなら今のうちです!お早めに。3月17日