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お金について (生活についての予備知識)

   

「お金はどのくらい持っていったらいいのですか?」なんて質問をいただきます。
多ければ、多いほどよい、というのが正解回答ですが、学生さんなど若い人たちにとってみれば、なるべく安く楽しく過ごしたい、という気持ちがあると思います。
上海のよいところは、お金がある人はもちろん楽しく、お金のない人もそれなりに暮らしていける、というところです。
つまり、貧富の差が激しいのです。これは日本よりもずーっと激しい差です。
この貧富の差の増大を重い問題と見た政府は、さまざまな政策を投じて是正しようと試みていますが、なにしろ巨大な国ですから、一向に差は縮まりません。
1食1元(約15円)の生活もできますし、1食100元(約1500円)の生活も出来ます。家賃月200元(約3000円)のところもありますし、月2万元(約30万円)の部屋もあります。
月200元の部屋に住んで、1食1元の食事をしている人は、月に300元(約4500円)でこと足りるでしょうし、月2万元の部屋に住んで、1食100元の食事をしていれば、3万元(約45万円)でも足りないでしょう。
こんな社会状況を踏まえた上で、留学生はいったい、いくらぐらいお金を持っていればいいのか?生活費を試算してみましょうか。
たとえば、寮費は二人部屋でひと月だいたい1500元前後でしょう。学校の外に住んでもだいたいそのくらいの金額で、部屋を借りることができると思います。
計算しやすいので、食事はオール外食ということにすると、朝メシは近くのコンビニで、パンと牛乳。これで5元ぐらいかなあ。
昼飯は学食で10元分も食べたらお腹いっぱい。
夕食は近所のメシ屋で、羊肉串(これがまたビールに合う!)とビールで30元。
基本的には、食住はこれでいけますね。しめて月に大体3000元(約45000円)程度でしょうか。
あとは、服を買ったり、たまには友達とカラオケに行ったり、参考書を買ったり、海賊版DVDを買ったりして、結構使っちゃうので、+1000元として。
合計4000元(約60000円)でどうでしょう!
・・・・どうでしょう!って答えになってませんね。
4000元の生活も、上海の所得水準からいったら、なかなかのモノですよ。
大卒の初任給が2000元とか3000元とかの水準ですからね。
長期で留学されている学生のなかには、もっと食費を切り詰めて自炊したり、ルームシェアしたりしている人もいるでしょう。
月3000元(約4万5千円)から4000元(約6万円)を目安にして、ストレスにならないように、節約したらいかがでしょう?
上海は節約しがいのある街ですぞ。
結論:楽しく節約、貧も富も味わえる街、上海。3月3日

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