中国国内の桜スポットも人気
今年も花見シーズンがもうすぐやって来る。中国では、すでに「花見旅行」を計画している人も多い。各大手旅行社をこのほど取材したところ、花見旅行に関する問い合わせや予約が殺到しており、同旅行の予約はピークを迎えていることが分かった。
旅行サイト「Lvmama.com」の統計によると、同サイトの日本への花見旅行は予約数も価格も上昇している。現時点で、同サイトを通して日本への花見旅行を予約した人数は昨年同期比で約6割増となっている。最も人気の旅行先は東京、京都、大阪、福岡、名古屋だ。また、6日間のツアーの予約が最も好調だ。価格を見ると、今年は航空券料金などが値上がりしているのを背景に、日本への花見旅行の価格も昨年同期に比べて6%高くなっているという。
「Lvmama.com」の海外旅行の責任者・応剣峰氏によると、今年日本への花見旅行のピークは今月20日から5月初めまで続く。日本は桜の名所が各地にあり、満開になる時期も場所によって異なる。今年は、福岡を中心とする九州は今月24日ごろから見ごろになり、東京、名古屋などは27日ごろから見ごろになると予測されている。その後、大阪、東北6県で見ごろを迎え、北海道は5月に見ごろとなる。しかし、人気の花見スポットに向かうツアーはすでに完売となっているものもあるため、行きたい場所がある場合は1ヶ月前には予約を済ませておいたほうがいいという。
海外に花見に行くというのが大人気になっているほか、中国国内の一部の花見スポットに行く商品も打ち出されている。例えば、北京の玉淵潭公園、上海の顧村公園と辰山植物園、武漢の東湖桜園、南京の玄武湖桜洲、昆明の円通山などが人気だ。「Lvmama.com」の現時点での統計によると、中国国内の花見スポットへ向かう旅行の予約が現在ピークを迎えており、予約者数は前年同期比で約4割増となっている。上海、武漢、無錫、昆明、北京などが人気で、最も人気の花見スポットトップ5は、上海顧村公園、無錫■頭渚(■は元の下に縄のつくり)、武漢大学、昆明圓通山、北京玉淵潭だ。
日本に花見に行く旅行の価格は上昇しているのに対して、中国国内の花見旅行の価格は昨年とほぼ横ばいとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月12日