上海夏の過ごし方
夏も真っ盛り。蒸し暑さや蚊に悩まされるこの時期、上海の人々はどうやって過ごしているのだろうか?中医的に体を冷やしてくれるスイカや緑豆といった食材や、日本ではほとんど使われることが無くなっている蚊帳など、今回は上海ならではの夏のグッズを紹介していこう。
夏の食べ物
绿豆百合汤
lǜ dòu bǎi hé tāng
緑豆とユリのスープ、中医に基づいた食べ物で体を冷やしましょう
酸梅汤
suān méi tāng
乌梅をメインに金木犀、陳皮、甘草、サンザシ、氷砂糖を煮込み作る甘すっぱいドリンク、喉を润し腸胃の動きを整える
果物が高い日本と違い、
上海流のスイカ食べ方は半分割ったスイカをそのままスプーンで食う
熱中症対策薬
上海では夏場、戸外で働く人々などに熱中症対策グッズが準備されている、上述したスイカや緑豆のスープなどの他、「风油精」や「六神花露水」といった熱中症対策の薬も準備される。外用薬として汗疹予防などにも使うことができる。
体に塗るとスッキリ爽やか!
汗疹防止の効果がある
虫除けにもなる、匂いがよいから
洗濯の時やお風呂の時もよく使う
风油精と清凉油
fēng yóu jīng qīng liáng yóu
ハッカやユーカリを主成分とした独特の香り
小さいから携帯に便利
かゆみ止め、酔止め
熱中症予防の効果がある
安眠グッズ
凉席
liáng xí
草、竹、藤や牛皮などの材料の伝統凉席
近年では化学繊維でひんやり感がある布製の寝具も「涼席」という名で売られている
サイズはオーダメードできる
蚊帐
wén zhàng
「蚊帳」と聞いても、どんなものか知らないという日本の若い人も多いかもしれない。中国では今も健在。さすがにクーラーなどが完備された都会では使われなくなってきてはいるものの、大学の宿舎や地方などではまだまだ有効な蚊よけ手段としての存在感を示している。