社会面のゼロコロナとは
上海市委員会常務委員で常務副市長の呉清は、上海市は今月中旬までに、社会面のゼロコロナを実現することを目指しとし、その際は、秩序ある開放、有限的行動制限、有効的管理、区分管理を実施すると述べた。今後は、新型コロナ予防コントロールの常態化の要求に沿って、応急対応状態での封控区、管控区、防範区の区分を、常態化予防コントロール下での高・中・低リスクエリアの分類管理に徐々に転換していく予定だ。
また、呉氏は、「社会面のゼロコロナ」と「社会面の基本的ゼロコロナ」の評価基準を次のように紹介した。
行政区を単位とした区ごとの社会面(管控区、防範区および非封鎖管理の社会流動のものなどを含む)における新型コロナ感染者数は日増しに減少し、リスクはコントロールされて来ている。毎日、ごく少数の陽性者は出ているが、もし、三日連続で一日の新規陽性者数が区内総人口に占める割合は十万分の一を下回れば、「社会面の基本的ゼロコロナ」とみなす。三日連続で一日当たりの新規陽性者数がゼロであれば、「社会面のゼロコロナ」を実現したと判定する。
「社会面のダイナミックなゼロコロナ」とは、地元で1人の感染者が出たら直ちに消し止めて新型コロナの社会面での感染チェーンを素早く切断することで、社会面において感染者を急速にゼロにする目標を指す。
「社会面のゼロコロナ」の実現は、新型コロナのコミュニティ内での感染を切断したことを物語っている。これは、段階的なロックダウンの解除と常態化予防コントロール回復への重要な前提条件であると同時に、新型コロナ予防コントロール応急処置の主要な目標でもある。
社会面のゼロコロナの後は、総合的な研究判断を経て、秩序あって正常な生産生活秩序を回復し、社会面のダイナミックなゼロコロナになるという常態化予防コントロール段階に徐々に移行する。これには各種の公共場所での「場所コード」または「デジタル哨兵」をできるだけ速く配置することが必要で、市民にも幅広く積極的な対応を求めるものだ。