全世界に「中国ブランド」を発信する外国人スタッフ「洋小二」
アリババ(阿里巴巴) 杭州濱江園区には、「連合国」が存在し、そこには、世界各国からやって来た外国人がいる。彼らの仕事は中国の商品を売り込むこと。アリババ内部では、こうした外国人社員たちを総じて「洋小二」と呼んでいる。同園区にはこのような「洋小二」が80人以上いるのだと言う。
彼らの中には、経営に携わる者から、コピーや企画を担当する者まで様々だが、彼らの目的はただ一つ、アリババ傘下の世界向け通販サイト「全球速売通」(アリエクスプレス)で、中国の商品を全世界に向けて販売することだ。
データによると、アリエクスプレスは現在220以上の国と地域をカバーしており、商品ジャンルは、ジュエリーやファッション、家具、家電等で、1日平均2千万人以上の消費者がアリエクスプレスを利用して買い物をしている。そんなアリエクスプレスはビッグデータを利用し興味深い分析を行っている。そのデータによると、「一帯一路(the belt and road)」の沿線国では、25~34歳の若者が新たな小売りプラットフォームの主戦力となっている。また、膨大な量の中国商品ブランドの中で、コスメ、家具、ブラックテクノロジーがそれぞれの国の「売れ筋商品」となっている。
またそのデータの多くが予想外の結果となった。例えば、客単価が最も高い国は上から、クウェート、モルディブ、バーレーン。また、コスメの売上が最も高かった国は上から、ロシア、ウクライナ、ポーランド、ベラルーシ、イスラエル。おもちゃを買う人数が最も多かった国は上から、イスラエル、ラトビア、エストニア、アイスランドだった。
実はこれらのデータは、「洋小二」達の努力と切っても切り離せない。スペイン人の男性社員は、アリエクスプレスをスペイン人に紹介するために、かつてマドリードの主要商店街や大学の沿線上にアリエクスプレスの内容と広告を掲載した。またアメリカ人の男性社員は、アリエクスプレスのアプリをより使い易くするため、かつて、チームを組んで40バージョン以上のアプリを開発した。彼らの目標は驚くほど一致しており、それは「より多くの中国メーカーが海外へ展開するための手助けがしたい」というものだ。
何人かの「洋小二」は、「これまで海外消費者の中国製品に関する認識は『廉価』というレベルでしかなかった。中国ブランドの名前を聞いても1つも答えられないという状況だった。しかし現在では、中国の消費者でも知らない様な中国ブランドが徐々に多くの海外消費者からますます認められるようになってきている。例えば、『小蟻(YiSmart)』や『初語(TO/YOUTH)』、『馳為(CHUWI)』、『ILIFE』などだ」と説明し、更に、「中国ブランドのイメージを変えると同時に、我々は自国のネット通販環境も改善している。これは非常に誇れることだと思う」と話した。
在阿里巴巴杭州滨江园区有个“联合国”,里面是来自五湖四海的洋人,他们都干着同一件事——推销中国商品。在阿里内部,他们的统一名字是“洋小二”。据了解,在滨江园区,这样的“洋小二”有八十多人。
他们有的负责运营,有的负责文案策划,目的只有一个,就是在速卖通(阿里巴巴旗下面向全球市场的零售平台)上,将中国的商品卖到全世界。
数据显示,速卖通目前已覆盖全球220余个国家和地区,品类涵盖时尚珠宝、服装、家具、电子产品等,平均每日有超过2千万访客从速卖通选购商品。速卖通利用大数据做了个有趣的分析。数据显示,在一带一路国家中,25~34岁的年轻人已经成为通过新零售平台“剁手”的主力军。而在数以亿计的海量中国品牌商品中,美妆、家具、黑科技分别成为了不同国家的人的“心头好”。
这中间有很多意想不到。比如,“剁手”最拼命(客单价最高)的国家前三名分别为科威特、马尔代夫、巴林;最爱美颜的国家(化妆品销量最高)分别是俄罗斯、乌克兰、波兰、白俄罗斯、以色列;最爱玩的国家(买玩具人数占比最高)有以色列、拉脱维亚、爱沙尼亚、冰岛……
而这些数据的产生,离不开“洋小二”们的努力。西班牙小伙为了把速卖通介绍给西班牙人,曾在马德里的一条贯穿当地的商业街、大学的地铁线上,打上了速卖通的内容和广告;美国小伙为了让速卖通APP变得更好,曾和团队一起,做了40多个版本……他们的目标出奇的一致,“帮助更多中国商家打出名声,走向国际。”
几位“洋小二”告诉钱报记者,在此之前,国外消费者对中国商品的认知,停留在“价廉”的阶段,甚至说不出一个中国品牌的名字。而现在,连中国消费者都不知道的中国品牌,正在越来越被国外消费者所认可。比如小蚁、初语、驰为、ILIFE等等。 “在改变中国品牌形象的同时,我们也在改变着我们国家的电商环境。这是很让人骄傲的事。”几位“洋小二”纷纷表示。
「人民網日本語版」2017年4月12日