漢院との出会いに感謝
漢院との出会いに感謝
倉田様
上海にきて丸2年が経ちました。2013年4月の赴任当日、会社の近所にあった中国語学校に入学したものの、徐々に仕事後の授業を苦痛に感じ、生活でも中国語の必要性をあまり感じなくなり、自然と契約切れを迎えました。その後、上海では親しい友人もできず、休日は外出もせずにダラダラと部屋で過ごすことが多くなりました。
2015年4月、怠惰な生活を変えたいと思っていたところ、手に取ったフリーペーパーに楽しそうな中国語の学校紹介が目に入りました。それが漢院でした。早速スマホで体験レッスン日を決定。漢院の場所は地下鉄で7駅先でしたが、移動も苦にならないほど、そこには素敵な雰囲気の老房子が待っていました。
体験レッスンでは、対応いただいた老子の可愛い笑顔がとても印象的だったので、入学を即決。授業内容は校長先生と相談し、毎回違った老師に教えていただく形式を選択しました。すると必然的に授業開始時に何度も中国語で自己紹介が必要で、さすがに5回目を過ぎたころには慣れた挨拶ができるようになり、老師に「発音が良いですね。」と言われて、とても嬉しかったです。時には日本語が全く通じない老子の授業も経験しました。意思疎通の不安がありましたが、身振り手振りで変な汗をかきながら、充実した授業になりました。
漢院では生徒のレベルに合わせたテキストを使って教えてくれます。しかし、私はテキスト無視で老師との横道に逸れた会話がとても楽しく、毎度2コマの授業は、あっという間に終わってしまいます。入学から3カ月ほど経って、1番最初の老師に再び授業していただいた時、私のテキストの進み具合があまりに遅くて苦笑されてしまいましたが(笑)。そう漢院では機械的なテキスト通りの授業では得ることのできない、中国語で会話することの楽しさを教えてくれるのです。
また漢院ではフリードリンクが飲み放題で、1階ロビーで休憩していると老子の皆様から頻繁に声をかけられるので、授業以外でも気軽に中国語で会話できます。私は発音がメチャクチャなので話すのがとても恥ずかしかったのですが、その気軽さからロビーでは自分から中国語で話しかける勇気が出てきました。
漢院は授業以外に定期的に開催される各種イベントが充実していることも魅力です。私は最初の授業のときに紹興旅行へ誘われ参加を決定。旅行の行く先々で説明される中国語は全く聞き取れない私でしたが、同行された心優しい校長先生にずっと翻訳していただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
翌月はBBQ交流会に参加。当日は中山公園校の方々とも知り合いになり、また同日にカラオケクラス担当の老師から授業参加のお誘いを受けました。当然中国語の歌など1曲も歌えなかったので、また参加を即決しました。
カラオケクラスの授業内容は、まず参加者全員で正しい発音で音読し、意味を理解しながら歌詞の理解を深めます。不意に老師から歌詞の一部を利用した例文作成が出題されるのですが、私は少ない単語力で何とか回答しようと、この時が中国語に対して最も脳みそを使っている気がします。他の参加者の回答に感心したり、爆笑したりして楽しく中国語を学ぶことができ、カラオケクラスはテキストに沿った授業とは全く異なった面白さがあります。
初回の授業で病みつきになった私は、毎週カラオケクラスに通い続け、7月に参加した2回目の旅行では、夕食後の交流会にて2曲を中国語で熱唱。マイクを通して授業の成果を披露できました。歌い終わったときの充実感、老師や生徒の皆様から拍手をもらった時の感動は、この先もずっと忘れることのできない大切な思い出です。
当初は自分の生活を変えたい程度の漠然とした気持ちで入学した漢院。入学して4カ月経った今では、老師にもっと中国語で自分の意思を伝えたい、中国語を積極的に使って色んな方々とコミュニケーションを図りたいなど具体的な欲求が沸々とわいてくるのを感じます。
今でも精神的にだるくて部屋から出たくない休日がありますが、そんな時こそ漢院に向かい、明るく心優しい老師の授業で癒され、また休憩時間には生徒の皆様と楽しく会話することで、帰宅時にはすっかり元気になっています。今後も漢院の新たな魅力を感じながら、中国語の会話力を高め、上海での生活を充実していこうと思います。