「上海の風」 上海在住日本人27人が想い込め歌を創作
上海市全域で通常の生産生活秩序の全面的回復を前にした5月28日、上海在住日本人が共同で創作した「上海の風」という歌がネット上で非常に注目され、発表から2日後には閲覧数が延べ150万回にまで達した。動画のコメント欄には、多くのネットユーザーが「すごくいい歌だし感動した」や「一緒に上海の辛い日々を乗り越えてくれてありがとう!」、「音楽に国境はない。心に愛のある人にはきっといいことがある!」といったメッセージを残した。
この歌の作者は上海に14年間暮らしている日本人の森さんで、ハンドルネームは「森爺爺(森爺ちゃん)」。2008年から上海在住で、現在はある日系企業に勤めている。孫娘が2人いるので、「森爺爺」というハンドルネームを使っている。音楽が好きな森さんは、それが縁で多くの音楽好きの仲間と出会ったという。
今回の歌が出来たきっかけについて森さんは、「5月9日の夜に、2人の上海在住の友人とリモート飲み会をした際に、何か一緒にできたらいいねという話になり、この2ヶ月の経験を歌にできないかなと思った」と振り返る。そしてその夜のうちに、ギターをつま弾いていたら15分ほどでひな形ができたのだという。
その後、どうせなら上海にいる音楽仲間にも声をかけてみようかと3人で話がまとまった。「音源とコード譜だけを皆さんに渡して、自由に弾いてくださいとお願いした。全てこの27人で作り上げた作品」と森さんは話す。