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受講生インタビュー

漢院は私の上海生活に欠かすことのできない重要な場所となった
2015/3/31

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とにもかくにも居心地がいい―。漢院を形容するとこの一言に尽きるのではないだろうか。言語、文化学習にとどまらず、日常生活や中国国内旅行の相談などに笑顔で対応してくれる老師達、要望に沿った臨機応援な授業内容、多種多様なイベント(あまり参加できなかったが…)、そして勿論無料のコーヒーとウーロン茶。昨年4月に通い始めて以降、すぐに漢院は私の上海生活に欠かすことのできない重要な場所となった。

昨年2月、会社の語学研修制度を利用して上海に。30歳を過ぎて再び大学へ通い、キャンパスライフを過ごすことになった。大学の授業は月、火、木曜日以外は、午前のみ。中国語学習はほぼゼロからスタートだった自身をもっと中国語漬けにしたいと思い、フリーペーパーで語学学校を探した。「どの語学学校もそう変わらないだろう」。大学から一番近く、通いやすいという極めて単純な理由で漢院中山校に飛び込んだ。

中国語学習の目的を伝え、レベルチェックを経ていざ授業開始。基礎的な文法に始まり、日本人にとって最も難しいといえる発音の矯正などに取り組んだ。中山校はビルの一室にあり、こぢんまりとしていて、個人差はあるだろうが私にとっては集中できる環境。老師達も皆フレンドリーで、「話す」「聞く」の能力向上にはもってこいの場所で、授業以外の何気ないおしゃべりの中からも最新の流行事情や歴史、日中の習慣の違いなど、「生の声」を通して文化への理解を深めることもできた。

数カ月の基礎学習を終えると、私の希望でインターネットネット上の新聞記事や動画ニュースを教材にした授業に移行。上海福喜食品の期限切れ鶏肉混入事件といった最新の時事ネタに加え、世相を反映した話題モノなどこちらを飽きさせず、単なる中国語学習に陥らないようなテーマを厳選する老師たちの心遣いが大変ありがたい。テーマに絡んだ脱線気味の質問にも懇切丁寧に答えてくれる。こうして知り得た情報は学校外に出てからも役に立つもので、一般の中国人との会話の材料として大いに利用させてもらった。カリキュラムを個々人に合わせてカスタマイズし、学習意欲をかき立て去ることができるのは漢院のすばらしいところで、飽きっぽい性格の私は大いに助かった。

また、HSK6級取得を目指した2か月間の短期集中講座では、担任老師がヘトヘトになる私を叱咤激励しながら、オリジナルテキストを使って粘り強く指導。私自身も試験に落ちて老師の顔に泥を塗ることはできないと感じ始め、必死で勉強した結果、11月の試験で合格し、1年以内に取得するという当初の目標を達成し、無事に会社への〝手土産〟獲得に成功した。12月の試験ではさらにスコアを伸ばすことができ、担任老師の面子も保つことができたのではないだろうか(笑)。

不動産探しや旅行といった日常生活の中でも随分とお世話になった。特に感謝しているのが昨年夏のチベット自治区旅行の際。高山病に効果を発揮するという漢方薬「紅景天」を旅行前に勧められ、効能について半信半疑だったが購入し持参した。移動手段の青海省・西寧からラサへ向かう青蔵鉄道は標高5千㍍を越える地点も通過。列車内で一時頭痛や嘔吐など高山病の症状に苦しんだが、紅景天を飲んでどうにか乗り切り、ラサへの到着時には体調は完全に回復。高山病に苦しめられることなく旅行を満喫できた。周囲の中国人旅行客も一様に紅景天を持参して対処しており、もしこの漢方がなければどんな悲惨な目に遭っていたのかと想像すると、今でもぞっとする。


このほか漢院では、カラオケレッスンなど特別クラスや毎週日曜日のバドミントンに加え、定期的に開催される旅行やウォーキング大会、上海蟹パーティなど様々なイベントが年間を通して目白押しだ。私自身はあまり参加できなかったが、イベントは他校の老師や学生の皆さんと知り合え、仕事の枠を越えた人間関係を築くよい機会。単なる語学学校にとどまらず、交流のハブという重要な役割を担っているのが漢院の最大の特徴なのではないだろうか。


1月末までの通学期間中、漢院を公私共々大いに活用したおかげで、上海生活がより充実したものになったと感じている。上海のセカンドハウスのような感覚を持ち、授業以外の時間に自習へ行き質問を投げかけることも多々あった。学校前の店舗へ老師達と一緒に蘭州拉麺へ買い出し行き、昼食や夕食を共にしたのはいい思い出だ。漢院は懐の深い語学学校。どんな要望にも笑顔で応えてくれる老師達がそこにはいた。「ありがとう漢院。そしてこれからもよろしくお願いします。」日本へ帰国後、中国語が聞こえてくるたびに学習意欲が沸いてくる自分がいる。漢院との関係は今後、スカイプを通じて続けるつもりだ。


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